転職をとりまく社会状況
今では、転職もめずらしいことではありませんが、1980年代前半ごろまでは、転職するという事はいまのように普通のことではありませんでした。
転職することで、給料が下がってしまう、退職金の額が減ってしまう、といった転職のデメリットが大きく、さらには生涯、同じ会社につとめるもの、という世間一般の風潮もありました。
たとえ勤めている会社や仕事が自分にはむいていないと思っていても、とりあえずその会社を辞めずに続けていた方がいいという考えが一般的でした。
「青い鳥症候群」という言葉で、転職をする人達を問題視してもいました。
しかし、現在では転職に対する社会一般の見方もかわり、転職をとりまく状況はおおきく変化しています。
会社側も、終身雇用という考えをあらため、中途採用で即戦力となる社員を採用していくという雇用形態がふえつつあります。転職をするつもりがなくても、今勤めている会社で定年まで仕事ができるとの保証はなくなりました。いつ、会社からリストラをいいわたされるかわかりません。
何の問題意識も無く、ひとつの会社で勤め続けている人にとっては、過酷な状況になったといわざるをえません。たとえ会社からリストラをいいわたされても、自分が納得できる仕事を確実に続けられるように、つねに転職の準備しておく必要があるでしょう。
社会生活の長いひとは、年齢や社会経験の長さにおうじて、企業から必要とされる技術を身に付け、人材としての価値を持っていなければいけません。